目次
M.ウェーバー―政治と学問との間に
H.J.ラスキ―政治的多元主義の理論
A.グラムシ―ヘゲモニーの政治理論
A.F.ベントレー―集団理論の先駆
C.E.メリアム―現代アメリカ政治学の設定者
H.D.ラスウェル―精神分析学的政治学学と政策科学
R.A.ダール―ポリアーキー型民主政治論
D.イーストン―政治システム理論
R.アロン―古典的政治理論の復権
P.ビルンボーム―「国家」の再審のために〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デンプシー
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15人の著名な政治理論家について、数人の政治学者が分担して略歴や理論を著述していく本。決まったフォーマットが無い為、担当者によって紹介の色が変わってくるのが面白い。ただ殆どのパートは、考えそのものの紹介よりかは、その考えの学問的・歴史的意義や背景の記述が厚い。その為、ある程度その理論家について知見があることを前提で、従ってこの本で手っ取り早く勉強しようという目論見はくじかれる。しかし逆に、こうした観点から理論が記述されることは少ないため、勉強になる部分も多いと思う。自分の不勉強があらわになった。2022/05/04