内容説明
本書は、ソヴェト型経済システムとその崩壊のもつ意義について、私なりの総括を試みたものである。本書では、理念とイデオロギーの呪縛から自己を解放し、あくまで客観的な経済科学の観点から、「定説」を徹底して疑ってみたいと思う。
目次
第1章 ソヴェト型経済システムの歴史的必然性―資本主義への「上からの道」
第2章 ソヴェト経済は社会主義計画経済であったか
第3章 社会主義的所有と商品生産論―論争の歴史的回顧
第4章 ソヴェト経済の本質は国家統制型市場経済である―ソヴェト型市場の分類表
第5章 ソヴェト型経済システムはなぜ崩壊したか