内容説明
本書において、私は後期ウィトゲンシュタインの言語ゲーム(言語行為)の視点から、伝統的な知識と言語の見方を批判し、経験と言語の相互規定の関係を明らかにしようと試みた。またこの言語の主体、経験の主体としての人格の概念を、欲求や意志の構造の分析を通して解明しようとした。
目次
第1章 知識の基盤(方法的懐疑;外界の存在;ウィトゲンシュタインと知の基盤)
第2章 言語ゲーム(ロックの言語観;言語の自律性―直示的定義の検討;体験の表現―「私的言語」批判)
第3章 人格(ストローソンの人格の概念;H.フランクフルトの人格の概念;価値と責任)
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