内容説明
今日のメディア社会では、情報の波が国境を超えて移動し、さまざまな希望やひずみをともなって新しい公共圏が形成されつつある。言語や民族の壁を超えたグローバル・シチズンシップの育成に必要な「メディア情報リテラシー教育」の理念と方法を、著者自身の教育現場での異文化探究学習の体験を交えながら解説し、技術主義に陥ることなき批判的教育の可能性を提示する画期的論考。
目次
グローバルなメディア社会を生きるために
第1部 メディア情報リテラシーの理論(体験的メディア・リテラシー教育論史;メディア・リテラシー教育の系譜;情報リテラシーと探究学習;メディア情報リテラシー教育の理論と運動)
第2部 異文化協働型メディア情報リテラシー教育の理論と実践(異文化協働型メディア情報リテラシー教育の基礎;協働学習の可能性;メディア情報リテラシーと「教育的価値」;異文化探究学習の創造)
メディア情報教育学の構築
著者等紹介
坂本旬[サカモトジュン]
1959年大阪府生まれ。東京都立大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。編集者、著述業をへて1996年より法政大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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