出版社内容情報
介護サービスを担う職員たちが、職務ストレスや人間関係の問題を乗り越えて継続的に働き、仕事の質や能力を向上させていける職場づくりはどのようにして可能なのか。介護労働の特性と、それを踏まえた人材マネジメントやリーダーシップのあり方を、理論研究および聞き取り調査を含めた実証研究よりひもとく。職務の不確実性や多忙さが引き起こす「仕事の意義や目的の喪失」を回避するための方策を探求する。
内容説明
介護サービスを担う職員たちが、職務ストレスや人間関係の問題を乗り越えて継続的に働き、仕事の質や能力を向上させていける職場づくりはどのようにして可能なのか。介護労働の特性と、それを踏まえた人材マネジメントやリーダーシップのあり方を、理論研究および聞き取り調査を含めた実証研究よりひもとく。職務の不確実性や多忙さが引き起こす「仕事の意義や目的の喪失」を回避するための方策を探求する。
目次
序章 介護労働の特性を踏まえた「介護人材マネジメント」理論構築の必要性
第1章 介護サービスの位置づけと介護人材確保対策
第2章 介護労働の特性と人材マネジメント
第3章 本研究の着眼点とリサーチ・クエスチョンの設定
第4章 介護労働の特性と職場上司のリーダー行動
第5章 仕事への動機づけと能力向上につながる介護人材マネジメント―LMXの影響と先行要因に着目して
第6章 本研究の結論
第7章 提言:実践的意義
著者等紹介
菅野雅子[スガノマサコ]
法政大学大学院CSR研究所特任研究員/博士(政策学)。津田塾大学国際関係学科卒業。2014年法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科修了(MBA:経営管理修士)。2019年法政大学大学院政策創造研究科博士後期課程修了。1994年より人事労務系シンクタンクの研究員/コンサルタントとして、人や組織に関する調査研究・コンサルティングに携わる。2002年頃より介護人材に関するテーマに携わるようになる。現在はコンサルタント業の他、ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科助教、淑徳大学看護栄養学部兼任講師、法政大学大学院政策創造研究科兼任講師なども務める。2015年度より公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査検討委員会」委員、2019~2020年度東京都「介護人材総合対策検討委員会」委員など。2018年人材育成学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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