高齢社会と家族介護の変容―韓国・日本の比較研究

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  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588675072
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C3036

内容説明

日本と韓国は欧米諸国をしのぐ速さで高齢化社会に移行した。しかし両国では、儒教的な倫理や伝統的な孝行観が根強く、要介護高齢者の介護は主として配偶者や子どもによって担われてきた。本書は、その家族による介護がいかに負担となり、どのような対処を強いられているかを、ソウルと東京での統計・実例調査によって明らかにする。現代家族の構造的な変貌を前提として、米国・日本・韓国における介護負担感の先行研究の成果および調査方法を比較検討する手堅い考察、そして社会福祉政策に対し公的サービス拡充の必要を訴える問題提起は、説得力に富む。

目次

序章 高齢社会と家族介護
第1章 家族介護者をめぐる理論的検討
第2章 高齢社会の特徴
第3章 高齢者福祉政策の現況
第4章 要介護高齢者および家族介護者の実態
第5章 家族介護者の負担感の規定要因
第6章 家族介護者の対処の規定要因
第7章 介護の負担感軽減への意思決定過程
第8章 結論と今後の課題

著者等紹介

金貞任[キムジョンニム]
2000年お茶の水女子大学大学院博士課程修了。お茶の水女子大学生活科学部外国人客員研究員を経て、現在、東京都老人総合研究所・長寿科学リサーチレジデント
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