内容説明
車椅子の生活に平常心を奪われる人、麻痺した身体を社会変革の手段として行使する人、感覚と運動は失われ様々な痛みを伴う状況に置かれた当事者たちが、「不幸な障害者」としてではなく、インタヴューを通して率直に自分自身の生を語る。その経験の豊かさと可能性が、私たちの身体との関係性を根本的に考え直させる。患者と、その家族、友人、看護・介護で関わる周りの人々、つまりは、いま生きている私たちすべてにとって重要な物語がここにある。
目次
第1部 序論
第2部 忍耐
第3部 探究すること
第4部 トライすること
第5部 観察
第6部 エンパワーすること
第7部 継続
第8部 注釈
著者等紹介
コール,ジョナサン[コール,ジョナサン] [Cole,Jonathan]
文学修士(MA、Brasenose College)、科学修士(MSc、Oxford)、医学博士(DM、The Middlesex Hospital)、王立医学大学フェロー(FRCP)。現職はプール病院臨床神経生理学医長であり、ボーンマス大学客員教授およびサザンプトン大学客員講師を兼任している。専門は、感覚メカニズム、運動制御、求心路遮断、慢性痛、幻影肢痛、脊髄損傷、メビウス症候群による顔面麻痺、イギリス臨床神経生理学会前会長、神経生理学会国際会議議長などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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