出版社内容情報
フェミニスト経済学の目標は、すべての子ども、女性、男性の生活条件を改善することにある。従来の経済学において不可視化されてきたアンペイド・ケアワークの問題を分析し、ジェンダー、セクシュアリティのみならず階級、カースト、人種やエスニシティが交差して生じる差別や抑圧、経済的不平等の構造を解体するための50章。これからの政治経済・社会問題を論じるための基礎知識がここにある。
【目次】
ラウトレッジ『フェミニスト経済学ハンドブック』について
刊行にあたって(グンセリ・ベリック/エブル・コンガー)
1 フェミニスト経済学におけるソーシャル・プロヴィジョニング・アプローチ──研究の展開(グンセリ・ベリック/エブル・コンガー)
I 中核概念と枠組み
2 開発経済学へのフェミニストの挑戦(ルルデス・ベネリア/ギータ・セン)
3 フェミニスト政治経済学(スミリティ・ラオ/A. ハルーン・アクラム=ロディ)
4 フェミニスト制度派経済学(エレン・ムタリ)
5 家父長制的システムを概念化する(ナンシー・フォルブレ)
6 フェミニスト・エコロジカル経済学(パトリシア・E. パーキンス)
7 ケイパビリティ・アプローチ(イングリッド・ロベインス)
8 人権とフェミニスト経済学(ラディカ・バラクリシュナン/ジェームズ・ハインツ)
9 ケアワーク(キャサリン・A. ムース)
10 フェミニスト経済学におけるエージェンシーの3つの側面──ケイパビリティ、エンパワーメント、シティズンシップ(ナイラ・カビール)
11 「分離する自己」「溶解する自己」を超えて(ジュリー・A. ネルソン)
12 インターセクショナルなアイデンティティと分析(ニーナ・バンクス)
II 手法、方法論、測定
13 フェミニストによる量的手法の使用(ジョイス・P. ジェイコブセン)
14 フェミニスト研究における質的/解釈主義的方法論(ペレグリン・シュワルツ=シェ)
15 時間配分と生活時間調査(マリア・S. フローロ)
16 ウェルビーイングの測定(イレーネ・ファン・スタフェレン)
III プロヴィジョニングのための資源
17 労働力の女性化と5つの神話(ジェーン・ハンフリーズ/カルメン・サラスア)
18 アメリカ労働市場におけるジェンダー差別(ハイジ・ハートマン/ジェシカ・ミリー)
19 コンティンジェントワークとギグエコノミー(デボラ・M. フィガート)
20 グローバルサウスにおける労働市場とインフォーマル労働(アルマ・エスピーノ/ダニエラ・デ・ロス・サントス)
21 国際貿易とグローバルサウスにおける女性労働者(ニディヤ・メノン/ヤナ・ファン・デル・ムーレン・ロジャース)
22 アフリカにおける農村女性の生計と食料安全保障(ドゾジ・チカタ/ガートルード・ジファ・トルヴィケイ)



