出版社内容情報
世界的に民主主義に対する信頼が後退し、権威主義的指導者が力をつけている。彼らはいかにして自身の権力を強化しているか。それを国民はなぜ支持するのか。本書は、多くの権威主義国家が憲法改正を利用して体制強化を図っていることに着目し、そうした事例を歴史・地域を横断して比較する。権威主義体制における憲法の役割に新たな解釈を提示する一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Krupp
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近年、権威主義研究においてスポットが当たっているのが「ハイブリッドレジーム」。権威主義体制が自らの正当性を確保するために、選挙制度を利用(悪用)するというもの。 本書ではそのハイブリッド性に憲法のような法典も含まれているのではないか?とし、各国のケースをまとめて1冊の内容にしている。 以前は、憲法というものは統治可能性を明らかにする(権力を限定することで統治者の行いを予測しやすくする;Linz)ものだったが、近年の民主主義の後退の時代においては、それが権威主義体制の正当性確保に逆に使われている傾向がある。2026/04/12




