出版社内容情報
風力や太陽光発電など、持続可能な世界に必要不可欠な再生可能エネルギーは、しばしば発電所立地地域住民からの反対や拒否反応を引き起こしてきた。事業者・自治体・地域社会間の十分な合意を形成しつつ、自然環境とも調和した産業として経済的恩恵をもたらす再エネを実現するにはどんな制度や仕組みが必要か? 国際的視点で日本のエネルギー政策をさらに一段アップデートするための共同研究。
内容説明
認証制度や中間支援組織など、地域共生型の社会的仕組みへの提言の書!風力や太陽光発電など、持続可能な世界に必要不可欠な再生可能エネルギーは、しばしば発電所立地地域住民からの反対や拒否反応を引き起こしてきた。事業者・自治体・地域社会間の十分な合意を形成しつつ、自然環境とも調和した産業として経済的恩恵をもたらす再エネを実現するにはどんな制度や仕組みが必要か?国際的視点で日本のエネルギー政策をさらに一段アップデートするための共同研究。
目次
第1部 “よい再エネ”事業を定義する(再生可能エネルギーの地域経済効果 地場産業化に向けた道筋;よい再生可能エネルギーに向けたローカル・ガバナンス 地域社会とのシナジーと社会的価値を生むために;生物多様性に貢献する自然共生型太陽光・風力 「環境vs環境」のトレードオフを越える)
第2部 “よい再エネ”を拡げる社会の仕組み(再生可能エネルギー中間支援組織;コミュニティ・ベネフィットを創出する再エネ事業 スコットランドの中間支援組織の事例から;行政主導による地域共生型の風力発電ゾーニング 市町村の区域設定を支援する熊本県の伴走型事例;認証と市場メカニズム 自然資源管理の歴史とその役割;ドイツ公正風力エネルギー証書 社会的公正と参加を促進するチューリンゲン州の試み;再生可能エネルギーのコミュニティ的受容のルールを形成する 長野県地域と調和した太陽光発電事業の推進に関する条例を例として)
著者等紹介
丸山康司[マルヤマヤスシ]
名古屋大学大学院環境学研究科教授。環境社会学・科学技術社会論
本巣芽美[モトスメミ]
名古屋大学大学院環境学研究科特任准教授。IEA Wind Task62委員、環境省脱炭素先行地域評価委員会専門委員のほか、地方自治体の環境審議会委員等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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