出版社内容情報
排他的なナショナリズムや右翼ポピュリズムが世界を覆う今、民主主義の危機が叫ばれ、その信頼は大きく揺らいでいる。本書は、ヴェーバー、シュミット、アーレント、ハーバーマスといった著名な現代思想家10名を取り上げ、彼らが民主主義をどのように診断し、危機を克服しようとしたか、その処方箋を簡潔に論じる。多様な民主主義論の考察から、危機の先に希望を見いだす試み。
【目次】
序論 【古賀敬太・長谷川一年】
第1章 マックス・ヴェーバー:人民投票的指導者民主主義の構想とカリスマへの距離【佐野誠】
第2章 カール・シュミット:自由主義なき民主主義の危険性【古賀敬太】
第3章 ハンス・ケルゼン:個人の政治的自律と教養教育【松本彩花】
第4章 ジョルジュ・ソレル:民主主義批判から道徳秩序の再生へ【長谷川一年】
第5章 アイザィア・バーリン:民主主義的自己支配への警戒と多元論的民主主義の擁護【濱真一郎】
第6章 ハンナ・アーレント:代表制批判から民主主義の再定義へ【和田昌也】
第7章 チャールズ・テイラー:民主主義・承認の政治・多文化主義【千葉眞】
第8章 ユルゲン・ハーバーマス:その熟議民主主義像と公共圏論【大村一真】
第9章 レオ・シュトラウス:民主主義と政治哲学の使命【松尾哲也】
第10章 ジョン・ロールズ:政治的リベラリズムと政党政治の擁護【田中将人】
あとがき
人名索引



