サピエンティア<br> 生きた労働への闘い―沖縄共同体の限界を問う

個数:

サピエンティア
生きた労働への闘い―沖縄共同体の限界を問う

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年10月13日 07時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588603686
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C3321

出版社内容情報

琉球処分以後、地元知識人は日本資本に対抗するため「沖縄」という想像の共同体を構想し、近代化を推進した。しかし、農民や職工はこれを拒絶する。宮古島人頭税廃止運動、女性職工の異議申し立て、甘蔗農家の非売同盟、大宜味村村政革新運動。人びとが自分たちの未来を切り拓くために起こした行動をグローバルな反資本主義闘争の一環として読み解き、「生きた労働」を求めた闘いの可能性を探る。

内容説明

沖縄近代史、再考。琉球処分以後、地元の知識人は日本資本主義に対抗するために「沖縄共同体」を構想した。しかし、農民や女性職工はこれを拒絶する。自分たちの未来を切り拓くために人びとが起こした行動を丹念に読み解き、「敗北した」とされてきた闘争の可能性に光をあてる。

目次

序章
第1章 沖縄県の誕生と差異の創出
第2章 「出来事」として読む宮古島の人頭税廃止運動
第3章 慣習の改良、女性労働の変革
第4章 沖縄における砂糖プランテーションの不可能性
第5章 不均衡な発展と経済ナショナリズムの拒絶「ソテツ地獄」の沖縄で
終章 生きた労働と「沖縄共同体」の限界

著者等紹介

マツムラ,ウェンディ[マツムラ,ウェンディ] [Matsumura,Wendy]
ニューヨーク大学歴史学部博士課程修了。専攻は近代日本史。現在カリフォルニア州立大学サンディエゴ校(UC San Diego)、歴史学部准教授

増渕あさ子[マスブチアサコ]
同志社大学政策学部助教。トロント大学東アジア研究学科博士課程修了。Ph.D.(East Asian Studies)

古波藏契[コハグラケイ]
明治学院大学社会学部付属研究所研究員、歴史家・地域政策コンサルタント。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程修了。博士(現代アジア研究)

森亜紀子[モリアキコ]
同志社大学“奄美‐沖縄‐琉球”研究センター嘱託研究員、土庄町地域おこし協力隊。京都大学大学院農学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

17
原著は2015年刊。1897年の琉球処分以降に、沖縄の農民が繰り広げてきた反資本主義闘争とその過程で生まれた対抗的な主体性が本書の中心主題。労働者と生産者の需要や欲望に関連した「生きた労働」と、資本の有機的構成の中で非創造的で非生産的な部分としての「死んだ労働」の衝突。資本主義の再生産過程に内在する闘争を沖縄の近現代史の中に位置づけ、地元の小規模生産者と、沖縄のブルジョアや日本の資本主義国家との間の緊張関係も検討。戦時下沖縄をめぐるナラティブの再考も裏のテーマか。2024/07/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21313027
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。