目次
移民、マイノリティの現在、およびその権利を問う
第1部 日本における移住労働者政策―公的争点と規範形成の観点から(外国人労働者の権利と労働問題―労働者受け入れとしての技能実習制度;外国人の「教育を受ける権利」と就学義務―その適用をめぐる諸問題;在日外国人労働者の海外送金の現状と課題―高額送金手数料の是正問題を中心に)
第2部 地域統合とトランスナショナルな規範(EUの拡大とトラフィッキング(人身売買)―旧社会主義国からの人の移動と「人権侵害」
ヨーロッパとドイツ国籍法の改正―シュレーダー政権と外国人の「社会統合」
「メコン」地域の人の移動と規範形成―タイにおけるメコン移民の問題を中心に)
第3部 国家・マイノリティ・公共圏(多数派のためのアファーマティヴ・アクション―マレーシア、南アフリカ、フィジー;海洋帝国アメリカにおける国民統合―ハワイとグアムを中心に;クルド問題をめぐる公共圏とその変容―在外クルド人の展開とトルコ国内の変化に着目して)
著者等紹介
宮島喬[ミヤジマタカシ]
1940年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、お茶の水女子大学助教授、同教授、立教大学社会学部教授、法政大学社会学部教授を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。専門は社会学
吉村真子[ヨシムラマコ]
1961年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程修了(経済学博士)、法政大学社会学部専任講師、助教授を経て、現在、法政大学社会学部教授。専門は、アジア地域研究(東南アジア、とくにマレーシア)、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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