石原吉郎の詩の構造

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石原吉郎の詩の構造

  • 斉藤毅
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  • 法政大学出版(2025/11/13発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 382p
  • 商品コード 9784588460289
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0090

出版社内容情報

シベリアの強制収容所を生き延びた詩人・石原吉郎(1915?1977)。難解さをもって知られる詩人のテクストの「構造」に初めて全面的に焦点をあて、解きほぐす画期的な試み。理性の外部にあるもの、すなわち「他者」への呼びかけ、「世界」の現出、そして両者が顕れる場そのものとしての「言語」。詩の構造を精緻に分析することでしかその核には迫れない。生誕110年、石原作品読解の到達点。


【目次】



第1章 石原吉郎の詩における他者のトポロジー

はじめに──詩、他者

1 詩集『サンチョ・パンサの帰郷』における書物と証言

 (1) 書物

 (2) 証言──冒頭の四篇

 (3) 構成──綱領、シベリア、男

2 詩《位置》──土の次元、空の次元

 (1) 位置

 (2) 敵

 (3) 土と空

3 詩《やぽんすきい・ぼおぐ》──去勢、お(の)れ

 (1) シベリア連作

 (2) 日本の神、陰茎

 (3) 去勢

 (4) お(の)れ、証言

おわりに





第2章 兇器の時

はじめに

1 道具、武器、兇器

2 「日」と「ひとつのとき」

3 「うす目」の証言

4 自由の時──その他の収容所詩篇



第3章 風の顕れ

1 「名づけ」としての風──詩集『禮節』の諸詩篇

2 風という「もの」──詩《陸南風》(一)

3 風、望郷──詩《陸南風》(二)



第4章 うずくまる

1 海を流れる河

2 うずくまる(一)──「条件」の放棄

3 うずくまる(二)──「現在」という時間

4 水準原点



第5章 サンチョ・パンサの帰郷──石原吉郎と三井葉子

1 詩人の帰郷

2 主体の諸層

3 権威を地におろす

4 位置

5 去勢とは何か

6 位置も動く



第6章 世界がほろびる日に

1 終末ブームとカール・バルト

2 個の終末と世界の終末

3 世界がほろびる日に(一)──ユーモア、終末と日常

4 世界がほろびる日に(二)──自我と時間の二重化

5 おわりに──石原吉郎の死



第7章 斧の思想

1 詩集『斧の思想』の位置

2 詩《斧の思想》の構成

3 提示部──森、斧、風

4 展開部(1)──声

5 展開部(2)──刃

6 展開部(3)──静寂、みどり

7 結論部(1)──斧の顔

8 結論部(2)──第一詩集のほうから

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