内容説明
驚異の“国土”を素描する。歴史のなかの虚構、文学のなかの事実―文学と歴史学の垣根を取り払い、新しい英国学の展望を切り拓く。
目次
第1章 島国の誕生―カムデンからデフォーへ
第2章 共感の行方―書きかえられる『ロビンソン・クルーソー』
第3章 女性のための歴史とフィクション―メアリ・ヘイズが試みたジャンルの再編
第4章 境界線上のルポルタージュ―あるイギリス人女性とフランス革命
第5章 動くパノラマを求めて―旅と国家
第6章 歴史の語り―史料が表象する「過去」
著者等紹介
見市雅俊[ミイチマサトシ]
1946年東京都生まれ。東京教育大学文学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。京都大学人文科学研究所、和歌山大学経済学部を経て、中央大学文学部教授。中央大学図書館長。専攻はイギリス近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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