内容説明
人類文化の黎明の地となったばかりでなく、中世までしばしば、世界最高の文化と社会的繁栄を現出した歴史的光輝によって、現在のイラク、いわゆるメソポタミアほど関心をそそられる土地は少ない。なかでも、ハムラビ法典、バベルの塔、空中庭園を含むネブカドネザルの宮殿等によって知られるバビロンの歴史は神秘に満ちている。本書は、この都の3000年にわたる興亡を軸に、古代メソポタミアの政治・経済、文化・生活の特色とその変遷を、人間的エピソードをまじえつつ生き生きと描く。
目次
1 バビロニアの初期の歴史
2 バビロンの第一次制覇
3 バビロニアの生活と法
4 バビロンの沈滞
5 バビロンの第二次制覇
6 バビロンの都
7 バビロニアの文明
8 バビロンの滅亡
付録
著者等紹介
岩永博[イワナガヒロシ]
1915年広島県に生れる。1939年東京大学文学部西洋史学科を卒業。現在、法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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