旅の石工―丹波佐吉の生涯

旅の石工―丹波佐吉の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588300219
  • NDC分類 289
  • Cコード C0021

出版社内容情報

各地の実地踏査と聞書をもとに,幕末の渡り職人・丹波佐吉の波瀾にみちた生涯を克明に跡づけ,野に埋もれた石工たちの知られざる生活と技術を鮮明に浮彫りにする。

内容説明

渡り職人として幾多の名作を遺した幕末の名工・丹波佐吉の波瀾にみちた生涯を各地の実地踏査と職人たちの伝承をもとに克明に跡づけ、野に埋もれた旅の石工たちの知られざる生活を時代状況と照合しつつ鮮明に浮彫りにする。

目次

佐吉との出会い
故郷竹田
石工修業
伊助大新屋へ
日下部の血
佐吉出奔
初めての旅・西行の旅
伊助の観音
少年石工義継
再び但馬
石の笛
5寸3分の狂気
大燈寺で何があったか
ヒナ女の微笑
大地震の中で
よそもの
2人の名人
今里浜
蒼い狛犬
佐吉罹患
大阪舎利尊勝寺
佐吉の最後
参考文献
佐吉関係年表

感想・レビュー

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030314

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丹波佐吉は竹田の旧家「日下」家で1816年に生まれたらしい。両親は幼い頃に死んで孤児となり、妹と共に若松屋という資産家に引き取られたのが5才。その頃、旅廻りの石工「難波金兵衛」に才能を見出されたのか、生活をともにするようになった。紆余曲折を経て、「尺八を彫った石工」として名を上げたが、晩年は梅毒に侵され不遇な死を遂げた。と、現地の取材により、大部分は「想像」で書き上げた本。江戸後期の職人は打つ、買う、生活で、根無し草のようだった事や、優れた技術があればかなりの収入があった事など丁寧に語られている。2025/01/13

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