出版社内容情報
1928年に世に出,近世都市史研究の先駆として,今日に至る斯学の隆盛を導いた古典の新組覆刻に,入手困難であった個別論文4本を収める小野都市史学の集大成。
内容説明
17世紀にすでに世界的規模に達した江戸・大坂等のわが国近世都市、すなわち城下町。本書は、この勃興と城郭の出現、城下興隆政策と都市計画、商工業の組織、没落と近代都市への転換の過程等々にわたり、これを世界史的視座から究明、斯学の隆盛を導いた先駆的著作である。「近世都市の発達」など4編の関連論文も収録。
目次
近世城下町の研究(近世都市の勃興;近世城下町の成立;城下町の組織;城下町と地方との関係;城下町の没落)
近世都市論(近世都市の発達;本邦都市発達の特質;京都の近世都市化;都市の発達)