内容説明
自らの人生遍歴と木綿・絣を愛する人々との出会いを織り重ねてつづり、木綿の奥深い魅力を語りつつ、リサイクル文化としての木綿再生のみちを探る。写真400点を収録。
目次
第1章 木綿収集の四十余年(佐々絣のこと;古布の祭り展;絵餅の力強さ;来民文庫とかすり蔵;木綿往生記;蘇る染物)
第2章 木綿私記(戦中・戦後の農村で;農婦と通信教育生;日本女子大学通信教育で学ぶ;餅に導かれて)
第3章 機結びは解けなかった(夫の仕事;文化活動;信じることを織りで学ぶ)
第4章 浜辺に立って(「漁火のような広がりを」;種をまき、芽吹かせた人;浜辺に立って)
第5章 木綿を伝え続けて(織機と猫の思い出;織物を伝え続けて;着物つれづれ;綿を紡ぐ学生たち;沖縄再訪)
著者等紹介
福井貞子[フクイサダコ]
1932年鳥取県に生まれる。日本女子大学(通信教育)家政学部卒業。大阪青山短期大学講師を経て、倉吉北高等学校教諭、同校倉吉絣研究室主事をつとめる。1988年同校を退職。日本工芸会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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