内容説明
明治以後、ナショナリズムと軍国主義のシンボルとして政治的に利用されてきた桜の近・現代史を克明に辿るとともに、人びとの生活に欠かせない花としてひろく親しまれてきた桜の種々相を描き出す。
目次
第7章 明治の桜
第8章 大正から昭和初期の桜
第9章 もてはやされる現代の桜、その将来
第10章 吉野山と嵐山の桜
第11章 絵画に描かれた桜花
第12章 桜の民俗
著者等紹介
有岡利幸[アリオカトシユキ]
1937年、岡山県に生まれる。1956年から1993年まで大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年3月まで近畿大学総務部総務課に勤務。2003年より(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。著書に『松と日本人』(人文書院、1993年、第47回毎日出版文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鯖
18
人の営みに咲き、散っていく桜の歴史を追う本。昭和前期くらいの描写がやっぱ嫌。桜を守る会もみんなでお花見できてよかったね~桜を大事にしようね~だったのが、満開の桜は花びらが一つも残ることなく、一つ一つに別れて散っていくのが高潔だから潔く腹切って特攻して死ねに変わっていく。東京大空襲後、桜の咲く時期が焼け野原にバタバタ変わる最中で、2本焼け残った桜の下に防空壕で焼死した死体を並べる描写。桜を守る動きも、戦後しばらくたって昭和30年代に始まったものだという。ラストは角館の樺細工や秦野の八重桜の塩漬け。2026/04/19
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