出版社内容情報
第49回毎日出版文化賞受賞 江戸時代の海運を担った千石船(弁才船)について,その構造と技術,帆走性能を綿密に調査し,通説の誤りを正すとともに,海難と信仰,船絵馬等の考察にもおよぶ。
内容説明
内航海運王国を築いた弁才船(千石船)の実像。江戸時代の海運を担った弁才船の構造と技術、帆走性能を綿密に調査し、通説・俗説の誤りを正すとともに、海難と信仰、船絵馬等の考察におよぶ。
目次
1 江戸時代の海運と廻船
2 弁才船独占下の主要廻船
3 弁才船の技術
4 弁才船の航海と帆走性能
5 海難と信仰
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2024/04/07
O型のガーベラ
3
何年も前に図書館で読んだ本。
はにゅ
0
江戸時代の経済は和船が作った!?鎖国政策の下でしょぼい船を作っていたというのは大きな誤りであることが、最近の研究で分かってきたのです。じつは当時の日本って、世界での類を見ない内航海運王国だったじぇ。それを支えるのは「弁才船」と呼ばれる多種多様な和船。この本では江戸と船、主要廻船カタログ、そして弁才船のテクノロジーと後悔の実際。また、船にまつわる信仰や痛ましい海難事故を紹介。巻末には用語解説もあり。2014/04/10