出版社内容情報
人類との出会いからエビの科学,漁法,さらには調理法を語り,めでたい姿態と色彩にまつわる多彩なエビの民俗を,地名や人名,詩歌.文学,絵画や芸能の中に探る。
感想・レビュー
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鯖
21
私の一番好きな食べ物はエビフライである。海老なのになぜか「かに座」の項目から始まる海老の本。地上絵で知られるナスカで口からグバババっと滝のように無数の海老を吐き出してるお姉さんの壺とかプレインカでは海老が神聖なものっぽかったよとか、石油産出地は海老産出地と被るとか、世界各国の海老料理とか。全部モノクロなのでカラーだったらなあとは思う。2024/09/28
tnk
0
中国美術における海老の意味を調べようと読んでみたが、文献初出が『爾雅』で、伝統的に長寿を示す(根拠不明)ことしか分からず。 ともかく、海老の生態から料理・芸術への利用に及ぶこんな本を書ける人がいるのはすごい。2018/12/03