出版社内容情報
ミルトン・エリクソンは医療催眠と人の意表を突く処方で知られ、どれほど厄介な問題でも解決するその手腕は「魔法」とも呼ばれた。「いったい私は何をしたのでしょう?」彼が問いかけるこの言葉が成し遂げるものとは何か。言語と身体のつながり、文と心身のつながり、発話と情緒のつながり、そして言語と人の生死とのつながり──彼の問いかけともに、伝統的な哲学や言語学の境界を超えて、新たな地平に踏み出す。書き下ろし「新装版あとがき」を付す。
内容説明
いったい私は何をしたのでしょう?その人の抱える問題の最適解をどうすれば引き出せるのか。言語と身体のつながり、文と心身のつながり、発話と情緒のつながり、そして言語と人の生死とのつながり―エリクソンの問いかけとともに、伝統的な哲学や言語学の境界を超えて、新たな地平に踏み出す。
目次
序、または但し書き
第一章 誕生―ミルトン・エリクソンができるまで
第二章 無意識
第三章 言語の運用、または命令にしたがうということ
第四章 対人関係と人称性の構造
第五章 ダブルバインドの層位学
第六章 形式と実質
第七章 ゲームの規則
著者等紹介
澤野雅樹[サワノマサキ]
1960年生まれ。明治学院大学博士課程単位取得退学。現在、明治学院大学社会学部社会学科教授。専門は社会思想史、犯罪社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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