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出版社内容情報
古代日本を称揚し、中国文明・中国思想(漢意)に囚われた学者たちの知の在り方を厳しく批判した宣長はなぜ、他ならぬ孔子だけは「よき人」とし、一貫して高く評価しえたのか? 「正名」を手がかりに、同時代の思想状況や関連する儒学者・国学者たちの錯綜する言説を精緻に読み解き、宣長の学問観や『古事記伝』に描かれた古代日本の名・秩序のあり方を客観的に論証する意欲作。
内容説明
古代日本を称揚し、中国文明・中国思想(漢意)に囚われた学者たちの知の在り方を厳しく批判した宣長はなぜ、他ならぬ孔子だけは「よき人」とし、一貫して高く評価しえたのか?「正名」を手がかりに、同時代の思想状況や関連する儒学者・国学者たちの錯綜する言説を精緻に読み解き、宣長の学問観や『古事記伝』に描かれた古代日本の名・秩序のあり方を客観的に論証する意欲作。
目次
序論
第1部 本居宣長の孔子観と「正名」(宣長と近世の「正名」論;孔子はよき人―宣長の孔子観とその周辺;聖典の編纂者―宣長の孔子観と『古事記』序文解釈)
第2部 『古事記伝』における「名」の注釈(氏姓と政―古えの社会秩序;聖人のいない国―神武天皇観を中心に;死者の名を呼ぶ―「諱」の問題)
結論
著者等紹介
河合一樹[カワイカズキ]
広西大学助理教授。日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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