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出版社内容情報
浄土真宗・真宗大谷派の実践と普及に取り組んだ僧侶であり、ヘーゲルを修めた哲学者でもあった清沢満之。教団内の改革者・教育者としての業績は広く知られるものの、彼の西洋哲学研究者としての側面は長らく等閑視されてきた。西田幾多郎以前の形而上学研究を先導し、ヘーゲルの論理構造を自身の宗教哲学に刻みこんだ清沢の思想形成を辿り、その独自の社会観・国家観を明らかにする。
内容説明
浄土真宗・真宗大谷派の教団改革に邁進した僧侶であり、ヘーゲルを修めた哲学者でもあった清沢満之。明治期における形而上学研究を先導し、ヘーゲル哲学の論理構造を自身の宗教哲学に刻み込んだ清沢の思想形成をたどり、その独自の社会観を論じる。
目次
第1章 清沢満之研究の現状と課題
第2章 『宗教哲学骸骨』への道
第3章 『宗教哲学骸骨』における清沢満之の宗教哲学
第4章 清沢満之における超越概念
第5章 国家による宗教の統制と清沢満之の真俗二諦論批判
第6章 精神主義における宗教と社会
第7章 宗教と社会の新たな地平
著者等紹介
鈴村裕輔[スズムラユウスケ]
1976年生まれ。東京都出身。名城大学外国語学部国際英語学科准教授、法政大学国際日本学研究所客員所員、法政大学江戸東京研究センター客員研究員。法政大学大学院国際日本学インスティテュート政治学研究科政治学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。専門は比較思想、比較文化、政治史。法政大学国際日本学研究所客員学術研究員、法政大学交換留学生受入れプログラム講師などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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