ニーチェ―外なき内を生きる思想

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ニーチェ―外なき内を生きる思想

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588151170
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1010

出版社内容情報

苦しみに満ちた「この生」に、救いを与えてくれるような外部はない。すべてがむなしく過ぎ去ってゆく仮象のごとき世界を、人はどのように肯定できるのか? ニーチェの生きた哲学的問いを、「夢」「自由」「意志」の主題に即して語り直し、ニヒリズムの克服を可能にする治療(セラピー)としての哲学の力を探る。実存の意味をめぐる、健康な哲学的思考にいざなう書。

内容説明

苦しみに満ちた「この生」に、救いを与えてくれるような外部はない。すべてがむなしく過ぎ去ってゆく仮象のごとき世界を、人はどのように肯定できるのか?ニーチェの生きた哲学的問いを、「夢」「自由」「意志」の主題に即して語り直し、ニヒリズムの克服を可能にする治療(セラピー)としての哲学の力を探る。実存の意味をめぐる、健康な哲学的思考にいざなう書。

目次

序論 「外なき内」とは何か
第1部 夢の哲学者ニーチェ―初期著作における生成の問題(哲学者ニーチェの出発点;夢のなかでいかにして夢だと気づくか―『悲劇の誕生』における仮象の哲学;歴史に内在する生―「生に対する歴史の利害」における地平の問題)
第2部 外なき内における自由―中期著作における必然性の問題(外なき内に自由はあるか―『人間的、あまりに人間的』と『曙光』における必然性の問題;外なき内の世界の自然化―中期著作におけるニーチェの道徳批判;セラピーとしての哲学―外なき内としての生の治療)
第3部 ニーチェの意志の心理学―後期著作におけるニヒリズムの問題(なぜ世界は外なき内になったのか―ニヒリズムの成立をめぐって;ニーチェによる意志の心理学―『善悪の彼岸』における霊魂論をめぐって;意思と解釈としての世界―ニーチェによる「この生」の肯定)
結論
附論1 ニーチェによる価値転換の思想
附論2 デリダの死刑論とニーチェ―罪と罰の脱構築に向けて

著者等紹介

梅田孝太[ウメダコウタ]
1980年、東京都生まれ。博士(哲学)。上智大学大学院哲学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、上智大学文学部哲学科ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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タケイ

4
ニーチェ思想を実存思想と捉えて前・中・後期に分け、それぞれ違う観点から「外なき内」概念を主軸に考察。ニーチェの難解な用語の数々に私たちは苦しむが、その人生を考えると言葉の輪郭が見えてくる。哲学を"専門"としない彼の学際的態度は歴史やセラピー、心理学などへと知見を広げ、実体験では例えば長い病院生活で身に付いた自然主義的感覚が彼を「自由精神」概念へ導いた。そしてそうした精神的経験の連関から有機的な世界観、それを価値付けるものとしての「権力への意志」説が形成されるとのこと。文章構成が上手い(最終的な感想これ)。2022/01/10

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