出版社内容情報
稀代の碩学は、記念碑的な『ベール著作集』の傍ら、数多くの批評論考を残した。入手しにくい作品や絶筆となった翻訳を一巻に集成。稀代の碩学は、『ピエール・ベール著作集』に代表される記念碑的な翻訳書のほかにも、数多くの優れた論考を遺した。紙誌に発表した論説、絶版書に付された解説、卒業論文、講義ノート、最後の翻訳『愛国者の手紙』など、多彩な作品を選び、遺稿・評論集として一巻に集成。解説を付す。
第一部 思想史研究
ルイ十四世末期の哲学的旅行記
十七世紀フランスの懐疑論
ドルバック『キリスト教暴露』解説
グノーシス派(講義ノート)
「女法王」伝説
辞書を訳す
「弁神論」から「苦しむ神」へ
現代におけるユートピスムの可能性と不可能性
ピエール・ベール Pierre Bayle
寛容と殉教──エリ・メルラを読む
第二部 学生時代の作品
現代文学
平和のための闘いと戦后の民主的詩運動
第三部 革命と文学
ギネアの実験
アラゴン著 小島輝正訳『聖週間』上・下
ルイ・アラゴンの『聖週間』
クロード・モルガン『世界の重み』
ジュール・ヴァレース著 谷長茂訳『パリ・コミューン』
マドレーヌ・リフォ『“ベトコン”の戦士たち』訳者まえがき
ポール・ニザン『トロイの木馬』解説
『トロイの木馬』の訳者 野沢協氏
パリ・コミューン記念日を迎えて
心情的な「文革」礼賛論の実体
アンドレ・モーロワ著 谷長茂訳『青年と人生を語ろう』
フランス革命の原動力“魚売りの女たち”
フランスの革命文学と労働者像の変遷
セレブリャコワ著『フランス革命期の女たち』上・下
革命歌『インタナショナル』歌詞改訳案(一番のみ)
第四部 翻 訳
オカンクール元帥とカネー神父の対話
愛国者の手紙
訳 註
解 説
解 説
口絵写真
第一部 思想史研究
第二部 学生時代の作品
第三部 革命と文学
第四部 翻 訳
翻訳・論文等目録
翻 訳
『ピエール・ベール著作集全八巻/補巻一』の概要
論文・講演ほか
略年譜
あとがき
野沢 協[ノザワ キョウ]
著・文・その他
野沢協遺稿集刊行委員会[]
編集
内容説明
稀代の碩学は、『ピエール・ベール著作集』に代表される記念碑的な翻訳書のほかにも、数多くの優れた論考を遺した。紙誌に発表した論説、絶版書に付された解説、卒業論文、講義ノート、最後の翻訳『愛国者の手紙』など、多彩な作品を選び、遺稿・評論集として一巻に集成。解説を付す。
目次
第1部 思想史研究(ルイ十四世末期の哲学的旅行記;十七世紀フランスの懐疑論 ほか)
第2部 学生時代の作品(現代文学;平和のための闘いと戦后の民主的詩運動)
第3部 革命と文学(ギネアの実験;アラゴン著小島輝正訳『聖週間』上・下 ほか)
第4部 翻訳(オカンクール元帥とカネー神父の対話;愛国者の手紙)
解説
翻訳・論文等目録
著者等紹介
野沢協[ノザワキョウ]
1930年2月1日~2015年11月18日。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学教授、駒澤大学教授を務める。主な訳書:P.アザール『ヨーロッパ精神の危機』(第9回クローデル賞)、A.リシュタンベルジェ『十八世紀社会主義』(第19回日本翻訳文化賞)、『ピエール・ベール著作集全8巻・補巻1』(全巻個人訳、第2回日仏翻訳文学賞・第34回日本翻訳文化賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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