出版社内容情報
『法の哲学』で展開・結実させた思想的営為の源流をなす「自然法と国家学」第1回の講義録。ヘーゲル社会・国家理論の再評価を促す。
内容説明
ヘーゲルが1817年から32年まで、ハイデルベルク・ベルリン両大学で前後7回行なった「自然法・国家学・法哲学」をめぐる講義の第1・2回、これを聴講したヴァネンマンによる講義録(第2回は緒論のみ)の完訳。その後の社会思想に深刻な影響を及ぼすことになる『法の哲学』(1820)で全面的に展開し、結実させた思想的営為の源流を示し、ヘーゲル社会・国家理論および法哲学の生成過程の再検討・再評価を促す第1級文献。ペゲラーの解説を付す。
目次
第1章 抽象法(占有と所有;契約;不正)
第2章 道徳(行為と心情;特殊な目的、幸せと意図;善と良心)
第3章 人倫(家族;市民社会;国家)
ベルリン大学一八一八・一九年冬学期講義による緒論
附録
著者等紹介
高柳良治[タカヤナギリョウジ]
1935年生、國學院大學名誉教授、ドイツ社会思想史
神山伸弘[カミヤマノブヒロ]
1959年生、跡見学園女子大学文学部教授、哲学
滝口清榮[タキグチキヨエイ]
1952年生、法政大学・専修大学・駒沢大学非常勤講師、哲学・思想史
徳増多加志[トクマスタカシ]
1956年生、鎌倉女子大学教授、ドイツ観念論・ヘーゲル哲学
原崎道彦[ハラサキミチヒコ]
1959年生、高知大学教育学部教授、ドイツ観念論・快楽をテーマとした哲学
平山茂樹[ヒラヤマシゲキ]
1960年生、明治大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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