出版社内容情報
感情とは何かという根源的な問いの下に,自然=客観的世界の存在について我々の経験を明らかにし,外部世界の存在証明を,感情の本質にもとづいてやりなおす試み。
内容説明
感情とは何かという根源的な問いの下に自然・客観的世界の存在についてわれわれの経験を明らかにし、外部世界の存在証明を、感情の本質にもとづいてやり直す試み。サルトル、メルロ・ポンティからフッサール、レヴィナス、アンリへの探究を通じて生の現象学の深化をはかる。
目次
第1章 情動の中の身体
第2章 身体と時間
第3章 時間意識の自己構成
第4章 超越と内在
第5章 時間と他人
第6章 コーギトーと感覚的観念
第7章 コーギトーと生ける抵抗としての身体