叢書・ウニベルシタス<br> 映画と経験―クラカウアー、ベンヤミン、アドルノ (新装版)

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叢書・ウニベルシタス
映画と経験―クラカウアー、ベンヤミン、アドルノ (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 698p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588140914
  • NDC分類 778
  • Cコード C1310

出版社内容情報

クラカウアー、ベンヤミン、アドルノは、映画とは何かよりはむしろ、映画は「何をするのか」という問いを立てる。進化を遂げていくモダニティとしての映画、映画経験と映画を観る公衆の生きた経験との繋がりをなすモダリティ、いまだに予感しえない未来を生じさせる試みのなかで、映画という媒体、映画館という場のもつ可能性を追究する。映画学とフランクフルト学派が交差する思考の星座がここに煌めく。


【目次】

序文

謝辞

略語



第Ⅰ部 クラカウアー

第1章 映画──崩壊していく世界の媒体

    モダニズム的唯物論に向けて

    写真、および歴史の一か八かの賭け

第2章 奇妙なアメリカニズム

    装飾と公衆としての大衆

    大衆文化、階級、主体性

    競合しあう複数のモダニティ、狭まる選択肢



第Ⅱ部 ベンヤミン

第3章 アクチュアリティ、さまざまなアンチノミー

    複製技術論文──テクスト上の戦略、概念上の被害

    大衆、気散じ

第4章 アウラ──ある概念の我有化

    一般的な意味におけるアウラ

    アウラ芸術、美しい仮象

    アウラ、原初的イメージ、夢意識

    アウラ的な自己遭遇、生産的な自己疎外

第5章 月をボールと取り違えること

    神経刺激伝達

    ミメーシス的能力

    視覚的無意識

第6章 ミッキーマウス

    集合的哄笑──治癒と恐怖

    モダニストのメルヒェン

    異種混交的な被造物──「自然目的論の破砕」

    過剰と馴致

第7章 第二の自然の遊戯形式

    《Spiel》と遊戯論

    遊戯のための空間、第二の自然、反復可能性

    遊戯のアンチノミー



第Ⅲ部 アドルノ

第8章 映画美学という問題

    技法、技術

    透かし絵

    映像/文字

    自然美、言語的性格

    運動、時間、音楽



第Ⅳ部 亡命時代のクラカウアー

第9章 映画の理論

    マルセイユ ? ニューヨーク

    歴史の待合室としての映画



訳者あとがき



原註+訳註

索引

内容説明

思考の星座は、映画とともに煌めく。クラカウアー、ベンヤミン、アドルノは、映画とは何かよりはむしろ、映画は「何をするのか」という問いを立てる。いまだに予感しえない未来を生じさせる試みのなかで、映画という媒体、そして映画館という場がもつ可能性を追究する。映画を観る公衆の生きた経験についての思考を、批判理論と映画の交点で炸裂させる。

目次

第1部 クラカウアー(映画―崩壊していく世界の媒体;奇妙なアメリカニズム)
第2部 ベンヤミン(アクチュアリティ、さまざまなアンチノミー;アウラ―ある概念の我有化;月をボールと取り違えること;ミッキーマウス;第二の自然の遊戯形式)
第3部 アドルノ(映画美学という問題)
第4部 亡命時代のクラカウアー(映画の理論)

著者等紹介

ハンセン,ミリアム・ブラトゥ[ハンセン,ミリアムブラトゥ] [Hansen,Miriam Bratu]
1949年生まれ。フランクフルト・ゲーテ大学でアメリカ文学を専攻。エズラ・パウンド研究で博士号を取得後、渡米。イェール大学およびラトガース大学で教鞭をとり、1990年よりシカゴ大学英文科教授。映画メディア学科の創設に尽力する。フランクフルト学派とメディアに関する研究を精力的に発表するかたわら、初期映画や映画とモダニティをめぐる論考を幅広く執筆。本書脱稿直後の2011年2月に逝去

竹峰義和[タケミネヨシカズ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は、ドイツ思想史、映像文化論。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。ドイツ思想史・映像文化論専攻

滝浪佑紀[タキナミユウキ]
1977年生まれ。シカゴ大学映画メディア学科博士課程修了。専門は、映画研究、メディア論。現在、立教大学現代心理学部映像身体学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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