出版社内容情報
生態環境の破壊、人口増大と民族対立、政治の停滞と宗教の無力、科学技術の歯止めなき発展……。いよいよ鮮明になる地球の危機と人類滅びの構図。私たちは真に《地球運命共同体》の意識を共有し、人間性の証しを見出すことができるのか? ──いまから29年前に刊行された本書は、現在の《祖国地球》の危機のなかでこそ再読に値する、究極の問いかけを読者に届けてくれる。
内容説明
生態環境の破壊、民族対立、歯止めなき科学技術の発展…いよいよ鮮明になる人類滅びの構図。われわれは“地球運命共同体”の意識をもち、人間の人間性を証明できるのか?―29年前に刊行された本書は、現在の地球の危機を見通すとともに、いま共に生きることの意味に大きな示唆を与えてくれる。
目次
プロローグ 歴史というものの歴史
1 地球時代
2 地球籍身分証明書
3 地球の最期の苦しみ
4 地球上の私たちの目的
5 不可能な現実主義
6 人類政治
7 思考の変革
8 滅びの福音書
結論 祖国地球
著者等紹介
モラン,エドガール[モラン,エドガール] [Morin,Edgar]
1921年パリ生まれの社会学者・思想家。パリ大学に学ぶ。大戦中は対独レジスタンス活動に参加。戦後は雑誌編集者、映画評論家として活躍。パリの国立科学研究所(CNRS)の主任研究員として、現代の多元的・総合的な人間・社会・文化の調査研究に成果を上げる
ケルン,アンヌ・ブリジット[ケルン,アンヌブリジット] [Kern,Anne Brigitte]
文芸・科学評論家、ラジオ局フランス・キュルチュールのプロデューサーで科学・文化番組を担当した
菊地昌実[キクチマサミ]
1938‐2020年。東京大学大学院(比較文学)修士課程修了。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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