出版社内容情報
没後25年を迎えた今、あらためて注目されるシオラン。ファシスト組織とのかかわりなど、謎につつまれたルーマニア時代のシオランの実像を、新資料をもとに浮彫にした評伝。過激なペシミズム、激しい懐疑主義など、その思想の中核は何か。パリに移りフランス語で執筆するようになり、シオランは「転向」したのか。この異端者の思想形成の足跡ヴィヴィッドに描き出す。
内容説明
思想の中核に迫る評伝。ファシスト組織とのかかわりなど、謎につつまれたルーマニア時代の青年期の実像を新資料を発掘して浮彫にし、過激なペシミズム、激しい懐疑主義など、シオランの思想形成の足跡を描き出す。
目次
序論 知られざる著名人
第1部 ある特異者の系譜(幼年時代、この呪われた、すばらしい楽園…;反順応主義者集団の肖像;熱狂のきわみで;サイクロンの目のなかで;シオランの第二の誕生)
第2部 幻滅概論(廃墟の哲学;不変の異端の政治学;絶対なき神秘家;脱眩惑者の再眩惑)
第3部 様式の原理
結論 この長い、曲がりくねった道
著者等紹介
ボロン,パトリス[ボロン,パトリス] [Bollon,Patrice]
パリ在住のジャーナリスト、エッセイスト。パリ高等商業専門学校で経済学を専攻し、卒業後、経営コンサルタントとして会社勤めののちジャーナリズムに転身。『リベラシオン』、『ル・モンド』、『パリ・マッチ』などの新聞・雑誌の記者として、音楽、モード、文学、写真など、広範囲にわたる文化・社会問題に健筆をふるう
金井裕[カナイユウ]
1934年、東京に生まれる。京都大学仏文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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