出版社内容情報
2019年11月パリ、〈フロイトの大義〉学派の国際会議日に、3500人の精神分析家らの前で行われ、聴衆に激震をもたらした講演の全文。精神分析や医学的な知は、性的マイノリティを病者・異常者扱いしてきた旧来の異性愛中心的規範や、家父長制・植民地主義にもとづく性の科学を自己批判し、多様性に開かれた未来へと生まれ変わることができるのか? 学問とジェンダーをめぐるラディカルな問題提起!
内容説明
2019年11月パリ、“フロイトの大義”学派の国際会議日に、3500人の精神分析家らの前で行われ、聴衆に激震をもたらした講演の全文。精神分析や医学的な知は、性的マイノリティを病者・異常者として扱ってきた旧来の異性愛中心的規範や、家父長制・植民地主義にもとづく性の科学を自己批判し、多様性に開かれた未来へと生まれ変わることができるのか?学問とジェンダーをめぐるラディカルな問題提起。
著者等紹介
プレシアド,ポール・B.[プレシアド,ポールB.] [Preciado,Paul B.]
1970年生まれ。スペインのブルゴス出身の哲学者。トランス・クィア活動家、キュレーター。ニューヨークのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチでジャック・デリダとアグネス・ヘラーに師事した後、プリンストン大学建築学科で博士号を取得。早くからトランスを自覚していたが、30代半ばからテストステロンを用い、外科手術をともなわない「緩やかなトランス」を開始。2015年に出生時に与えられたBeatrizの女性名でなくPaulを名のるようになり、2016年には戸籍上の性も「男性」に変更したが、ノンバイナリーなトランスの立場をとる。フーコー、ドゥルーズ、デリダの思想をハラウェイのサイボーグ・フェミニズムと接続し、現代の先端テクノロジー状況(先端生殖医療、サイボーグ技術、遺伝子工学、コンピューター技術、メディア技術、新薬理学、等々)におけるセクシュアリティをめぐる生政治・生権力の問題を、トランスジェンダー、クィアの立場から鋭く論じる。ニューヨーク大学やプリンストン大学の招聘教授を務めたほか、バルセロナ現代美術館、ソフィア王妃芸術センター、LUMA Arlesのキュレーターを務め、前衛的な性芸術や性文化の創造・普及の現場でも活躍している
藤本一勇[フジモトカズイサ]
1966年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。現代哲学、表象・メディア論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mascuma
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3J28
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Shuō Matsumoto