ハイデガーと哲学の可能性―世界・時間・政治

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ハイデガーと哲学の可能性―世界・時間・政治

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  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588130250
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1010

内容説明

『存在と時間』はどう書き継がれるべきか?ハイデガーの思考に拠りつつ、それを超えて哲学に意味を見出すことはいかにして可能か?日本のハイデガー研究を牽引する著者が、カント、マルクス、アリストテレスの今日的読み直しも含め、言語、世界、死、時間、技術、労働、政治といった問題群に真正面から切り込んだ全16章の探究。「愉しい学問」の実践!

目次

第1部 自己と世界(ハイデガーにおける形式的暗示について;死の明証 ほか)
第2部 時間とその有意義性(配慮される時間―ハイデガーの世界時間論;時計と時間 ほか)
第3部 哲学と政治(哲学の実存―ハイデガーとアリストテレス;ハイデガーにおける学問と政治―『ドイツの大学の自己主張』再読 ほか)
第4部 哲学の可能性(共‐脱現在化と共‐存在時性―ハイデガー解釈の可能性;政治に対する哲学する者たちの応答可能性―ハイデガーの事例を手がかりに ほか)

著者等紹介

森一郎[モリイチロウ]
1962年埼玉県生まれ。東北大学情報科学研究科教授。専攻は近現代ドイツ哲学、現代における哲学の可能性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

『存在と時間』はどう書き継がれるべきか。時間、技術、労働、政治の問題をめぐって書き続けられた、全16章の「愉しい学問」の実…『存在と時間』はどう書き継がれるべきか? ハイデガーの思考に拠りつつ、それを超えて哲学に意味を見出すことはいかにして可能か? 日本のハイデガー研究を牽引する著者が、カント、マルクス、アリストテレスの今日的読み直しも含め、言語、世界、死、時間、技術、労働、政治といった問題群に真正面から切り込んだ全16章の探究。「愉しい学問」の実践!



凡 例



第?部 自己と世界



第一章 ハイデガーにおける形式的暗示について

 一 語り方の問題

 二 「解釈学的直観」の生成

 三 『存在と時間』における問いの構造とその遂行意味



第二章 死の明証

 一 死に関するデモクラシーと、死の管理体制

 二 死を飼い馴らすことと、死によって飼い馴らされること

 三 死の経験可能性と、死のリアリティー

 四 他者の死と、そのひとごとならなさ

 五 「我死につつ在る」という語りと、その遂行的明証性



第三章 自発性の回路  『存在と時間』における世界概念の再検討

 一 ハイデガーの「世界」概念の問題性

 二 「適所を得させること」と「自己を指示しむけること」

 三 自発性の回路としての「有意義性」



第四章 感受性と主体  カントの尊敬論から

 一 「主体」という問題

 二 主体における自己服従の回路

 三 感受性と主体──支配と服従の間



第五章 哲学的言説のパフォーマティヴな性格について

 一 現象学の方法的アポリア?

 二 「ふるまい」としての語り

 三 パフォーマンスとしての哲学

 四 気分とレトリック



第?部 時間とその有意義性



第六章 配慮される時間  ハイデガーの世界時間論

 一 世界と時間

 二 世界時間という蝶番

 三 世界時間のまったき構造



第七章 時計と時間

 一 時間が「客観的」に与えられる現場

 二 尺度としての時計

 三 〈尺度するモノ〉と〈尺度されるモノ〉

 四 尺度における反照規定

 五 時計と時間



第八章 時間の有意義性について

 一 陳腐な教訓か、時間論の根本問題か

 二 時間の有意義性の意味するもの

 三 有限性と〈死への存在〉

 四 限りある〈いのち〉の限りなさ

 五 有限性への抵抗と、時間のエコノミー



第九章 技術と生産  ハイデガーからマルクスへ

 一 ハイデガーとマルクス?

 二 技術への問い

 三 集立と資本

 四 時間のテクノロジー

 五 テクネーはスコレーのために



第?部 哲学と政治



第十章 哲学の実存  ハイデガーとアリストテレス

 一 実存の哲学と哲学の実存

 二 理論と実践の対立の起源へ

 三 ソフィアかフロネーシスか

 四 観照的生と近代



第十一章 ハイデガーにおける学問と政治  『ドイツの大学の自己主張』再読

 一 「ハイデガー問題」とは何であったか

 二 『ドイツの大学の自己主張』は何を主張しているか

 三 「学問の原初的本質」はどこまで原初的か

 四 ハイデガー問題からソクラテス問題へ



第十二章 労働のゆくえ  「ハイデガーからアーレントへ」の途上

 一 ハイデガーのマルクス論と労働概念

 二 勤労奉仕を奨励する学長

 三 労働の擬似存在論

 四 労働批判としての「総かり立て体制」論

 五 労働者はどこへ?



第十三章 出来事から革命へ  ハイデガー、ニーチェ、アーレント

 一 始まりの思索者たち

 二 反時代的な脱現在化から、近代そのものの批判へ

 三 大いなる出来事としての哲学革命

 四 新しきものへの自由──将来は原初にやどる

 五 『出来事について』から『革命について』へ



第?部 哲学の可能性



第十四章 共?脱現在化と共?存在時性  ハイデガー解釈の可能性

 一 存在者と存在、物と世界

 二 『存在と時間』における存在者論

 三 「もとでの存在」の問題点と、脱現在化

 四 物の「共?脱現在化」の働き

 五 物は何を語るか──『マルテの手記』の一節から

 六 本来性と非本来性との絡み合い──渡邊二郎の解釈

 七 『存在と時間』における「共?存在時性」の問題群

 八 「隔世代倫理」へ──原爆ドームを手がかりに

 九 「反?存在時性」の爛熟──3・11以後



第十五章 政治に対する哲学する者たちの応答可能性 ハイデガーの事例を手がかりに

 一 ある戦中と戦後の間──『注記』拾い読み

 二 準備的考察──責任の所在

 三 政治に対する哲学する者たちの応答可能性

 四 われわれの政治責任



第十六章 『存在と時間』はどう書き継がれるべきか

 一 夢を追い続けて

 二 では、どのようにして書き継ぐか

 三 「前半」はどう終わっていたか

 四 二通りの暫定的結論めいたもの

 五 「時間性のある本質上の時熟可能性」

 六 歴史性と時間内部性の絡み合い

 七 四方界の反照?遊戯

 八 共?存在時性の問題群



あとがき

初出一覧

人名索引

著作名索引

事項索引

森 一郎[モリ イチロウ]
著・文・その他

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