内容説明
時代の混迷に対峙する倫理学・教育学構想の全貌。道徳の普遍妥当性を問い、人間陶冶を一切の哲学の目的としたディルタイは、当時最も重要な倫理学・教育学の思想家でもあった。「倫理学体系」ほか、本邦初訳作品を含む論考群を集成。
目次
1 倫理学(道徳意識の分析;倫理学体系)
2 教育学(教育学の歴史;教育学体系の草稿)
3 教育学2(普遍妥当的教育学の可能性について;ベルリン大学教育学講義覚え書きからの抜粋;教育学への心理学の応用に関する講義;学校改革と教室;学校改革;中等教育の問題と教育学;プロイセン教育制度史の概論的構想)
4 法と教育(プロイセン一般ラント法)
著者等紹介
小笠原道雄[オガサワラミチオ]
1936年生。広島大学大学院博士課程修了。教育学博士。広島大学名誉教授。広島文化短期大学長。教育哲学専攻
大野篤一郎[オオノトクイチロウ]
1933年生。大阪大学大学院博士課程単位修得退学。神戸女学院大学名誉教授。哲学専攻
山本幾生[ヤマモトイクオ]
1953年生。大阪大学大学院博士課程単位修得退学。関西大学文学部教授。哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。