技術と時間〈1〉エピメテウスの過失

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技術と時間〈1〉エピメテウスの過失

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  • サイズ B6判/ページ数 435p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588120725
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

内容説明

プラトン、ハイデガー、フッサール、デリダ、ルロワ=グーラン等の議論を丹念にたどり、かれらと対決しながら、技術を哲学の問題としてとらえなおす。ポスト構造主義の次世代を担うスティグレールの主著。

目次

第1部 人間の発明(技術進化の諸理論;技術論理と人間論理;「誰」?「何」?人間の発明)
第2部 エピメテウスの過失(プロメテウスの肝臓;既に現に;「何」の脱離)

著者等紹介

スティグレール,ベルナール[スティグレール,ベルナール][Stiegler,Bernard]
1952年生まれ。国際哲学コレージュ(College international de philosophie)のプログラム・ディレクター、コンピエーニュ工科大学教授を務めたのち、フランス国立図書館、国立視聴覚研究所(INA)副所長、音響・音楽研究所(IRCAM)所長を務めた。現在、ポンピドゥー・センターの文化開発部長およびリサーチ&イノベーション研究所(IRI)所長。文化資源のIT化国家プロジェクトの中核を担い、技術と人間との関係を根源的に問う、ポスト構造主義以後の代表的哲学者

石田英敬[イシダヒデタカ]
1953年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、パリ第10大学大学院博士課程修了(人文科学博士)。現在、東京大学大学院情報学環・学際情報学府・教授、2009年より同学環長・学府長。2000年から2005年まで国際哲学コレージュのプログラム・ディレクターを務める

西兼志[ニシケンジ]
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。グルノーブル第3大学大学院博士課程修了(情報コミュニケーション学博士)、グルノーブル第2大学大学院博士課程修了(哲学博士)。現在、東京大学大学院情報学環特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hitotoseno

11
通俗的な理解では人間は技術を使い、技術は人間に使われるものであるとされている。これと同様に、機械は無機物であって、有機物であるところの人間に使われるものとされる。しかしながら、スティグレールはこうした関係の書き直しを提案する。現在の社会状況をみれば明らかに人間は技術に使われている。そして、機械は無機物ではなく、半ば自律的に動き始めている。それをどう形容すればいいか。スティグレールは、「有機構成された無機の存在者」とすればいい、と提案する。2018/03/06

おっとー

6
ハイデガーの『存在と時間』を強く意識し、批判的に継承する。時間性概念を継承しつつ、人間を技術として捉える。エピメテウスの過失により、人間には起源が与えられず、その代補としてプロメテウスが窃盗した技術を誤配された。こうして人間は物質に規定される技術的存在となり、差延を引き起こす生物となった。元々自我などない。あるのは手である。古来より人間は記憶の外在化を機械に託し、差延を抑制し、存在しない自我や起源を探し求めてきた。しかしこうして人間が人間であろうとすればするほど、人間性を失っていることに気づいていない。2017/11/05

袖崎いたる

4
読みにく(笑) 技術と時間は共立的に到来する。本質と非本質とは一挙に現れる。その起源を問うのにルロワ=グーランを参照し、そこで参照されるルソーを経由したりとし、ルソーを読むルロワ=グーランを読むスティグレールの図式。技術を問うと存在論的にヤバいってのはハイデガーのお陰様だけど、デリダ経由したスティグレールのも相当愉快である。彼の「後成系統発生」のアイデアが馴染んでくると余計楽しくなる。それをハイデガーは「既現的」と呼んだとのことで、それらが「技術-論理的」に開明されているのは人間本質にとり後の祭りとなる。2024/05/05

じょに

3
かなり関心があったので原著で(若しくは英語で)読もうかと思っていたところ、邦訳が出た。スティグレールの主著。5巻シリーズが予告されている内の1巻らしい。邦訳がちらほら出ている講演集は非常に分かりやすいのに対して、これは正直難しい。要再読&精読。でも2巻を読みたいんだよなぁ。邦訳早く出しt(ry2009/08/10

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