目次
1 プレリュード(エマニュエル・レヴィナスのこの研究が生まれた背景;貨幣とつねに改善される正義―エマニュエル・レヴィナスの視点)
2 「社会性と貨幣」の生成過程(予備的対談―貨幣、貯蓄、貸与に関するエマニュエル・レヴィナスとの予備的対談(一九八六年四月一〇日)
学術講演 貨幣の両義性―ベルギー貯蓄銀行のための貨幣の意味に関する学術講演(一九八六年一二月一一日)
決定版論文(校訂版)―社会性と貨幣(一九八七年五月))
3ダ・カーポ―敬意を込めた感謝のうちで(往復書簡―ロジェ・ビュルグヒュラーヴ‐エマニュエル・レヴィナス(一九七五年七月一〇日‐八月四日)
ある哲学的伝記―エルサレムとアテネのあいだの思想家エマニュエル・レヴィナス)
著者等紹介
レヴィナス,エマニュエル[レヴィナス,エマニュエル] [Levinas,Emmanuel]
1906年リトアニアに生まれる。1923年から30年までフランスのストラスブール大学で哲学を学ぶ。この間、1928年から29年にかけてドイツのフライブルクに滞在、フッサールおよびハイデガーの下で現象学を研究、1930年にフランスに帰化、第二次大戦中はナチの捕虜収容所にフランス解放まで抑留される。戦後、ポワチエ大学、パリ・ナンテール大学、ソルボンヌ大学教授を歴任。タルムード研究に取り組む一方、ハイデガー哲学との対決を通して倫理にもとづく独自の哲学を展開
合田正人[ゴウダマサト]
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京都立大学大学院博士課程中退、同大学人文学部助教授を経て、明治大学文学部教授
三浦直希[ミウラナオキ]
1970年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。フランス思想・文学。現在、慶應大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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