目次
第1章 水槽の中の脳
第2章 指示に関する一問題
第3章 二つの哲学的な見方
第4章 心と身体
第5章 二つの合理性概念
第6章 事実と価値
第7章 理性と歴史
第8章 近代の合理性概念に科学が与えたインパクト
第9章 価値、事実、認識
著者等紹介
パトナム,ヒラリー[パトナム,ヒラリー][Putnam,Hilary]
1926年シカゴに生まれる。48年ペンシルベニア大学哲学部卒業。51年カリフォルニア大学(UCLA)で哲学博士号(Ph.D.)を取得。その後、ノースウェスタン、プリンストン、MITなどの大学で教鞭をとり、65年以降はハーバード大学哲学部教授を務め、同大学名誉教授。現代アメリカを代表する哲学者で、論理実証主義の批判的検討をはじめ、数理論理学・科学哲学・言語哲学・心身問題、さらには倫理や歴史の哲学など多方面のテーマについて、斬新なアイデアを提起し、世界の哲学界をリードしてきた
野本和幸[ノモトカズユキ]
1939年生。東京都立大学名誉教授。現代哲学専攻
中川大[ナカガワハジメ]
1961年生。北海道教育大学教育学部教授。現代哲学専攻
三上勝生[ミカミマサオ]
1957年生。札幌大学経営学部教授。現代哲学専攻
金子洋之[カネコヒロシ]
1956年生。専修大学文学部教授。現代哲学・論理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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有沢翔治@文芸同人誌配布中
10
有名な水槽の脳の思考実験。文芸同人誌でこのモチーフを使うためだけに借りた一作。一貫して二分法的な思考を問題としている。水槽の脳のくだりは一章だけなのに、残りの章もどうせならと思い読破しました。議論の流れを整理しているのは、分析哲学だけかと思いきやマックス・ウェーバーやミシェル・フーコーにも言及されていて間口が広いと感じました。長めの感想はこちらhttp://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51492303.html2017/11/10