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叢書・ウニベルシタス
群衆と権力〈下〉 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 322,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588099250
  • NDC分類 361.44
  • Cコード C1310

目次

権力の諸要素
命令
変身
権力の諸相
支配権とパラノイア
エピローグ

著者等紹介

カネッティ,エリアス[カネッティ,エリアス][Canetti,Elias]
1905年、ブルガリアのスパニオル(15世紀にスペインを追われたユダヤ人の子孫)の家庭に生まれ、少年時代をヨーロッパ各地で過ごし、ヴィーン大学で化学を専攻、のちイギリスに亡命し、群衆・権力・死・変身をテーマにした著作をドイツ語で発表。代表作に、ライフワークであり、著者自ら「物語る哲学」と呼ぶ、哲学と文学の境界を取り払った独創的な研究『群衆と権力』(1960)、今世紀ドイツ語文学を代表する長篇小説『眩暈』(35、63)がある

岩田行一[イワタコウイチ]
1930年生まれ。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。東京都立大学名誉教授。2004年9月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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抹茶ケーキ

1
群衆をつくろうという欲求と権力を手に入れたいという欲求の背後には、生き残りたいという欲求がある。権力とは「誰か他の人ではなく、自分が生きのこること」であり、そうであるがゆえに人は権力を求める。その欲求は強まれば強まるほど、パラノイア(強迫症)的な様相を呈するようになる。そして現代という時代は、かつて強固であった権力がその正当性を失い不安定になっている時代である。そのような時代にあっては「あらゆる者が生きのこるか、誰ひとり生きのこらぬか、のいずれかであろう」(p. 312)。大筋たぶんこんな主張かなと。2015/10/07

陽香

1
201009302013/12/14

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