韓国の学術と文化
現代韓国の地方自治

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  • サイズ A5判/ページ数 354p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588080265
  • NDC分類 318.921
  • Cコード C3331

出版社内容情報

2005~6年の法改正までの韓国地方自治の試練の過程を展望し制度の意義と本質、組織と構造等を概観・考察。韓国地方自治法を付す

内容説明

韓国の地方自治は、朝鮮戦争期の1952年に施行された。しかし、1961年軍事クーデターにより朴正熙政権が成立するや地方自治制度は停止され、1991年に地方議会議員選挙が実施されて制度的に復活するまで30年の空白を経験した。本書は、そうした試練・曲折の過程を2005~06年の法改正までを含めて展望し、韓国地方自治の意義と本質、国家と地方自治体との関係、自治体の構造と組織、区域の現況と改編、自治体の行政と財政などを概観・考察する。また、“広域行政”と“住民参加”、“分権化”と“均衡発展”および今後の方向を展望する。付・韓国地方自治法。

目次

第1編 地方自治の基礎理論(地方自治の意義;地方自治の本質)
第2編 国家と地方自治体の関係(政府間の機能および資源配分;地方自治体に対する国家の関与 ほか)
第3編 地方自治体の構造と組織(地方自治体の意義と種類;地方自治体の機関 ほか)
第4編 地方自治体の行政機能(行政機能の意義;行政機能の内容)
第5編 地方自治体の財政(地方財政の意義;地方財政制度 ほか)

著者等紹介

趙昌鉉[チョチャンヒョン]
1935年全羅南道和順郡生まれ。延世大学政法学部卒業。68年に米ジョージ・ワシントン大学大学院修了(行政学博士)。米ペンブルク州立大学(現ノースカロライナ大学ペンブルク校)教授を経て、81‐2001年に漢陽大学教授。同大学で地方自治研究所長、地方自治大学院長、副総長などを歴任。00‐02年に大統領諮問政府革新推進委員会委員長を経て、02年5月‐06年8月に韓国政府中央人事委員会委員長(閣僚級)、06年9月から韓国政府放送委員会委員長(閣僚級)

阪堂博之[ハンドウヒロユキ]
1958年奈良県生まれ。82年に社団法人共同通信社入社。韓国延世大学留学、ソウル支局などを経て、2005年10月から編集局外信部担当部長

阪堂千津子[ハンドウチズコ]
1964年東京都生まれ。韓国西江大学大学院修士課程修了。東京外国語・成蹊・武蔵・フェリス女学院の各大学などで講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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