出版社内容情報
老人問題はなによりもまず経済の問題であるとする視点から,契約の世界ドイツの習慣と制度,老人ホームの歴史と経営のシステムを探る。日本人の老後への緊急提言。
内容説明
親の世話はだれがするのか。老人ホームの入居費はどうなっているのか。遺産はどうやって分けるのか。墓の費用はだれがもち、だれが管理するのか。老人問題はなによりもまず経済の問題であるとする視点から、著者は〈契約の世界〉ドイツの習慣と制度を実地調査するとともに、ドイツを代表する老人ホームをおとずれ、その経営の実態、その歴史をさぐる。高齢化・核家族化をいちはやく体現したドイツの事例を通して語る〈日本人の老後〉への具体的提言。
目次
契約の世界(到着;墓の世話の契約;兄弟姉妹間の契約;夫婦間の契約 ほか)
老人ホーム探訪(行き場のない日本の老人たち;市立老人ホーム;ホームは故郷;費用は同じだというのに ほか)
老人ホームの歴史(文化遺産は頭の中に;有料老人ホーム契約第1号;区別は肉とワインの量で;救済される権利と慈善 ほか)
おわりに(同好会は地域のもの;むだばかりの日本)
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- 和書
- 竹取物語全釈