海軍経営者 山本権兵衛 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833419222
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C0031

内容説明

人のもつ「運」までも見抜き、抜擢し、信じ抜く。近代日本で最強の組織をつくりあげた真のリーダー。特別付録に秋山真之が乃木希典に二〇三高地奪取を迫った書簡を収載。

目次

大正天皇に借りを返さなかった男
わが道をゆく流儀
一等海軍大将の元祖
父を心配させた暴れん坊
西郷南洲に説諭される
ドイツ軍艦で実習
出る杭はうたれた
直接、海軍卿に抗議す
袁世凱との会見に成功す
一万八千語に及ぶ報告書〔ほか〕

著者等紹介

千早正隆[チハヤマサタカ]
明治43年台湾生まれ。昭和5年海軍兵学校卒業(第58期)。砲術学校高等科学生および同校専攻科学生の教程を経て、対空射撃を専門とした。戦時中は戦艦武蔵高射長、第11戦隊参謀を経て、昭和19年海軍大学校を卒業し、第4南遣艦隊参謀、ついで連合艦隊参謀として敗戦を迎えた。戦後は海軍省史料調査部部員ついでGHQ戦史室調査員として、戦史の調査に当たった。昭和26年東京ニュース通信社に入社し、主として編集畑に勤め、同社常務取締役(編集担当)を経て、同社顧問。平成17年2月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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dongame6

5
元連合艦隊参謀千早正隆が「日本の近代海軍を作った男」として山本権兵衛を記した本。海軍軍人の筆だけに海軍の歴史や組織について分りやすい。明治海軍の創成期からの流れと、山本のエピソードが並行して進んで行く形式を取っており、当時の情勢下、海軍がどのような立場におかれ、その中で山本が何を果たしたのかが良く分る。特に日露戦争の推移については項を多く裂いており、また著者の立場から太平洋戦争の敗北を踏まえた明治海軍と昭和海軍との比較も多い。反面、総理時代のエピソードは殆ど無く、あくまでも海軍軍人としての山本評である。2012/09/11

Go Extreme

1
大正天皇に借りを返さなかった男 わが道をゆく流儀 一等海軍大将の元祖 父を心配させた暴れん坊 西郷南洲に説諭される ドイツ軍艦で実習 出る杭はうたれた 直接、海軍卿に抗議す 袁世凱との会見に成功す 一万八千語に及ぶ報告書 西郷大臣に問いただす 西郷従道の説明 画期的な自認整理 三国干渉を予見す 斎藤実を抜擢 東郷平八郎長官の登用 対路線の決意固める 政治→戦略へ転換 対露戦を決定す 前線の指揮官を信頼 連合艦隊参謀長の更迭 上村艦隊の独断専行 大局の判断に立つ 呉の巨大造船ドック誕生 信念を持つことを重視2024/09/26

Willie the Wildcat

0
首相としての任期は短く、不遇のタイミングも重なり、首相としての実績は限定的である。 しかし、、海軍大将としての実績に見られる「リーダーの資質とは」のヒントを与えてくれるような生きざまが勉強になる。  2011/02/11

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