出版社内容情報
意外性にみちた,ユニークな共生の形態や生活ぶりを興味深く語ると共に,人間の歴史に深刻な影響をあたえてきた寄生生物の生活環を明らかにして対処の方法を説く。
内容説明
原生動物から魚や鳥たちまで、動物たちのさまざまな結びつきを通して描く自然界の輪廻。意外性にみちた、ユニークな〈共生〉の形態や生活ぶりを興味ぶかく語るとともに、人間の歴史に深刻な影響をあたえ、ときには一国の運命をも左右してきた〈寄生〉生物について、その生活環を明らかにし、対処の方法を説く。
目次
第1章 共生する鳥
第2章 魚のパートナー
第3章 カニと共生すれば
第4章 アリの“客”とパートナー
第5章 ミクロのパートナーたち
第6章 寄生する原生動物
第7章 いわゆる寄生虫への序章―吸虫類
第8章 条虫類―サナダムシの生活
第9章 線虫類およびヒル類
第10章 節足動物序章―シラミとナンキンムシ
第11章 ノミおよび吸血性アブ類
第12章 カ、サナギを産むハエなど
第13章 幼虫寄生をする昆虫たち
第14章 ダニのなかまたち
第15章 寄生性の用殻類と軟体動物