出版社内容情報
ベンヤミンの街歩きの師であり、プルースト『失われた時を求めて』を共訳したことでも知られるユダヤ人作家、フランツ・ヘッセル(1880?1941)の主著を初邦訳。「遊歩とは、通りを読むという一種の読書である」。1920年代のベルリンを歩き、街路の細部に目を向け、そこに宿る歴史を「読む」ことで浮かび上がる都市のイメージ。ベンヤミンによる書評「遊歩者の帰還」(1929)の新訳を付す。
【目次】
不審者
わたしは学ぶ
労働について少しばかり
モードについて
生きる喜びについて
周遊
動物たちの宮殿
ベルリンの大通り
旧西
ティーアガルテン
ラントヴェーア運河
クロイツベルク
テンペルホーフ地区
ハーゼンハイデ
ノイケルン地区を経由してブリッツへ
汽船の音楽
東へ
北
北西
フリードリヒ街
デンホフ広場
新聞街
南西
ベルリンっ子へのあとがき
遊歩者の帰還 ヴァルター・ベンヤミン
訳者あとがき
地図
内容説明
街を歩く楽しみ。ベンヤミンの街歩きの師であり、プルースト『失われた時を求めて』を共訳したことでも知られる作家フランツ・ヘッセル(1880‐1941)の主著、待望の初邦訳。1920年代のベルリンを歩き、街路の細部に目を向け、そこに宿る歴史を「読む」ことで浮かび上がる都市のイメージ。ベンヤミンによる書評「遊歩者の帰還」(1929)の新訳を付す。
目次
不審者
わたしは学ぶ
労働について少しばかり
モードについて
生きる喜びについて
周遊
動物たちの宮殿
ベルリンの大通り
旧西
ティーアガルテン
ラントヴェーア運河
クロイツベルク
テンペルホーフ地区
ハーゼンハイデ
ノイケルン地区を経由してブリッツへ
汽船の音楽
東へ
北
北西
フリードリヒ街
デンホフ広場
新聞街
南西
ベルリンっ子へのあとがき
遊歩者の帰還 ヴァルター・ベンヤミン
著者等紹介
ヘッセル,フランツ[ヘッセル,フランツ] [Hessel,Franz]
1880年にシュチェチン(現ポーランド、当時はドイツ帝国領)に生まれる。幼少期に一家でベルリンに移住し、同地で高校時代までを過ごしたのち、ミュンヒェン、パリと移り住み、多くの芸術家と交流。第一次大戦後はベルリンの出版社の原稿審査係となり、1938年にフランスに亡命するまで編集、翻訳、自著の執筆を続けた。1941年に亡命先の南仏で病没
岡本和子[オカモトカズコ]
1974年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。