叢書・ウニベルシタス<br> イスラームにおける女性とジェンダー―近代論争の歴史的根源 (増補版)

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叢書・ウニベルシタス
イスラームにおける女性とジェンダー―近代論争の歴史的根源 (増補版)

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  • サイズ 46判/ページ数 440p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588011764
  • NDC分類 367.226
  • Cコード C3336

出版社内容情報

イスラーム社会における女性解放の歴史を古代から1990年代まで包括的に論じた旧版は、1992年に出版されるや、中東だけでなく世界のフェミニズムに大きな衝撃を与えた。その後エジプトでは革命が起き、ヴェールをまとう人が徐々に増えている。本書は旧版から30年間の社会の変化や研究動向を論じた「増補版に寄せて」と解説を加え、表記の一部に改訂を施した。本書のメッセージをより深く理解する助けとなるに違いない。

内容説明

フェミニズムの終わりなき挑戦。イスラーム勃興前からヴェールの流行が始まる1990年代まで、中東ジェンダー史のダイナミズムを大胆に描いた初版の刊行から30年。当時の議論と現在をつなぐ新たな序文と日本語解説が加わった決定版。

目次

第1部 イスラーム以前の中東(メソポタミア;中地海地域の中東世界)
第2部 基礎となる言説(女性とイスラームの勃興;過渡期;入念な言説構築;中世イスラーム)
第3部 新たな言説(社会的変化と知的変化;ヴェールに関する言説;最初のフェミニスト;さまざまな声;未来に向けての闘い;結論)

著者等紹介

アハメド,ライラ[アハメド,ライラ] [Ahmed,Leila]
エジプト生まれ、イギリスで大学教育を終え、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国で教鞭をとる。マサチューセッツ大学教授、ハーバード大学神学部宗教学科女性学教授を経て、2020年よりハーバード大学神学部特別教授

林正雄[ハヤシマサオ]
東京教育大学大学院文学研究科博士課程中退。英文学。静岡大学名誉教授

岡真理[オカマリ]
東京外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。現代アラブ文学、第三世界フェミニズム思想。現在、早稲田大学文学学術院教授

本合陽[ホンゴウアキラ]
東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。アメリカ文学。現在、東京女子大学教授

熊谷滋子[クマガイシゲコ]
津田塾大学大学院英文学研究科博士課程中退。社会言語学。元静岡大学教授

森野和弥[モリノカズヤ]
上智大学大学院文学研究科博士後期課程中退。身体文化論。現在、静岡大学教授

竹村和朗[タケムラカズアキ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士。文化人類学、中東の法と社会。現在、高千穂大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラウリスタ~

11
流し読みしたが非常に重要な著作。イスラーム教は父系と母系が混在する時代地域に生まれたが、布教の過程でより家父長制が強い文化を取り込みそれを補強する宗教となった。19世紀には植民地主義とフェミニズムが結びつき、本国イギリスでは女性参政権を拒否する白人男性が、アラブの後進性を批判する口実として家父長的社会における女性の抑圧を批判する構図が出来上がり、西洋フェミニズムもそれに乗っかかってしまう。西洋化されること以外にアラブ女性を「解放」する道はないとする植民地主義的言説への反発と、イスラーム原理化への危惧の背反2025/03/07

ちり

1
“イスラーム社会は女性を抑圧してきたし、今でも抑圧している。それは議論の余地のないことだ。しかし、私がここで特記しておきたいことはむしろ、イスラームが女性を抑圧してきたという考えが、政治的に利用されたということと、父権主義の植民地主義者がイスラーム社会における女性抑圧の源泉、その主要形態として認めたものが、ムスリム社会に関する曖昧で不正確な理解に基づいているものだったということである。”2024/10/07

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