叢書・ウニベルシタス<br> テスト・ジャンキー―薬物ポルノ時代のセックス、ドラッグ、生政治

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叢書・ウニベルシタス
テスト・ジャンキー―薬物ポルノ時代のセックス、ドラッグ、生政治

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  • サイズ 46判/ページ数 516p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588011627
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C1310

出版社内容情報

現代資本主義世界を統治する薬物ポルノ体制とは何か? トランス男性にしてフーコーやバトラー、ハラウェイ、ドゥルーズ=ガタリやデリダらの遺産を引き継ぐ著者が、テストステロンによる性別移行の実践と、補綴技術を介した性愛の限りない変容、そして〈悦びの力〉を肯定する衝撃のテクスト。差別を受けてきた性的実存の尊厳を根底から擁護する、新たなカウンター薬物ポルノ革命到来のために。

内容説明

現代資本主義世界を統治する薬物ポルノ体制とは何か?トランス男性にしてフーコーやバトラー、ハラウェイ、ドゥルーズ=ガタリやデリダらの遺産を引き継ぐ著者が、テストステロンによる性別移行の実践と、補綴技術を介した性愛の限りない変容、そして“悦びの力”を肯定する衝撃のテクスト。差別を受けてきた性的実存の尊厳を根底から擁護する、新たなカウンター薬物ポルノ革命到来のために。トランスジェンダー哲学とクィア論の新展開。

目次

1 君の死
2 薬物ポルノ時代
3 テストジェル
4 テクノセクシュアリティの歴史
5 どの点でVDの身体は実験的なコンテクストの要素になるのか
6 テクノジェンダー
7 Tになること
8 薬物権力
9 テスト狂
10 ポルノ権力
11 ジミと私
12 薬物ポルノ時代のジェンダー・ミクロ政治―実験、自主中毒、ミューテーション
13 永遠の生

著者等紹介

プレシアド,ポール・B.[プレシアド,ポールB.] [Preciado,Paul B.]
1970年生まれ。スペインのブルゴス出身の哲学者。トランス・クィア活動家、キュレーター。ニューヨークのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチでジャック・デリダとアグネス・ヘラーに師事した後、プリンストン大学建築学科で博士号を取得。早くからトランスを自覚していたが、30代半ばからテストステロンを用い、外科手術をともなわない「緩やかなトランス」を開始。2015年に出生時に与えられたBeatrizの女性名でなくPaulを名のるようになり、2016年には戸籍上の性も「男性」に変更したが、ノンバイナリーな卜ランスの立場をとる。ニューヨーク大学やブリンストン大学の招聘教授を務めたほか、バルセロナ現代美術館、ソフィア王妃芸術センター、LUMA Arlesのキュレーターを務め、前衛的な性芸術や性文化の創造・普及の現場でも活躍している

藤本一勇[フジモトカズイサ]
1966年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。現代哲学、表象・メディア論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mori-ful

1
「普遍的な人間の身体など存在しない。存在するのは、ジェンダー、人種、セクシュアリティをもった、多数多様な生ける存在と有機組織である。近代資本主義のなかでは、男女のホルモンや臓器は同じ生政治的な価値をもっているわけでない」 身体こそ政治の場。フーコー、バトラー、ハラウェイ以降(そして脱植民地主義以降)のジェンダー/フェミニズム理論、という本だった。 https://jisuinigate.hatenablog.com/entry/2024/12/01/1810182024/11/25

^..^

0
 「君」の死をきっかけに書き始められる本の中から、薬物ポルノ体制が姿を現す。挑発的な字面を持つその概念は、膨大な知識と文脈に裏打ちされており、丁寧な引用と批判がこの世界の別の姿を明らかにする。更にはそれだけに飽き足らず、テストステロンを自己投与し、自らが多数多様な身体のひとつになることで、新たな視点を獲得していく。身体にまつわるあらゆるフィクションを暴くこと、ないしは利用すること。自らが進んでパルマコンとなること。死者を〈興奮-不満-興奮〉のプロセスに巻き込むこと。安らかに眠れると思ったら大間違いである。2024/05/09

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