内容説明
国境や大洋を越えた国際思想の伝播と受容の歴史。近代世界の礎となる国際法や独立宣言の淵源を、ホッブズやロック、バーク、ベンサムに求める試み。
目次
近代国際思想の基礎を再考する
第1部 歴史的基礎(思想史における国際論的転回;グローバリゼーションの前史はあるのか;象と鯨―世界史における帝国と海洋)
第2部 十七世紀における基礎―ホッブズとロック(ホッブズと近代国際思想の基礎;ジョン・ロックの国際思想;ジョン・ロック、カロライナ、あの『統治二論』;帝国の理論家ジョン・ロック?)
第3部 十八世紀における基礎(十八世紀ブリテンにおける議会と国際法;エドマンド・バークと国家理性;ジェレミー・ベンサムのグローバル化)
第4部 基礎の上に構築する―一七七六年以後の国家形成(独立宣言と国際法;独立宣言、一七七六~二〇一二年)
著者等紹介
アーミテイジ,デイヴィッド[アーミテイジ,デイヴィッド] [Armitage,David]
1965年、イングランドのストックポート生まれ。ケンブリッジ大学で博士号取得。コロンビア大学助教授・准教授・教授を経て、2004年からハーバード大学歴史学部教授。同歴史学部長(2012‐14、2015‐16)。同大学行政学部やロースクールでも教鞭をとる。専門は、近代ブリテン史、国際関係史、政治思想史
平田雅博[ヒラタマサヒロ]
青山学院大学文学部教授
山田園子[ヤマダソノコ]
広島大学大学院社会科学研究科教授(政治思想史、イギリス革命史)
細川道久[ホソカワミチヒサ]
鹿児島大学法文学部教授(カナダ史、イギリス帝国史)
岡本慎平[オカモトシンペイ]
広島大学大学院文学研究科博士課程後期、呉工業高等専門学校非常勤講師(倫理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
東雲そら
ラウリスタ~
左手爆弾
taming_sfc