内容説明
フランス現代思想でも特に、哲学、政治、経済、美学など多方面にわたる理論的・実践的活動で知られるリオタールが、大学教養課程の学生を対象にして行った四回の講義を収録。“哲学とは何か”という問いに対して、“哲学する”という実践から真摯に応答し、“現代思想”の最もラディカルな真髄に迫る。これから哲学を学ぶ人はもちろん、哲学を教える人にとっても、最良の“哲学入門講義”が、いま開講する。
目次
第1講 なぜ欲望するのか?
第2講 哲学と起源
第3講 哲学の言葉について
第4講 哲学と活動について
著者等紹介
リオタール,ジャン=フランソワ[リオタール,ジャンフランソワ] [Lyotard,Jean‐Fran〓ois]
1924年、ヴェルサイユに生まれる。現象学とマルクス(そして後にフロイト)を思想的源泉とし、それらの批判的再検討を通じて政治、経済、哲学、美学など多方面にわたる理論的・実践的活動を展開し、20世紀後半のフランスを代表する思想家・哲学者として広く知られる。ジル・ドゥルーズやフランソワ・シャトレとともにパリ第8大学教授を務め、ジャック・デリダとともに国際哲学院を設立し、学院長も務めた。1998年4月死去
松葉祥一[マツバショウイチ]
1955年生まれ。神戸市看護大学教授。メルロ=ポンティをはじめとする哲学思想研究と同時に、身体論、社会共同体論、臨床医学といった領域での実践を通して様々な社会問題の現場とも積極的に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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