叢書・ウニベルシタス<br> 再配分か承認か?―政治・哲学論争

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叢書・ウニベルシタス
再配分か承認か?―政治・哲学論争

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  • サイズ B6判/ページ数 327,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009839
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C1310

内容説明

アンデンティティと差異をめぐる「承認」は富を還元する「再配分」との関係において論争が絶えない。「規範的な一元論」によって承認は決定的な道徳論となるのか。「パースペクティヴ的二元論」によって再配分は承認に包摂されず相互に還元不可能な次元として理解されるべきなのか。資本主義に対する批判理論において道徳哲学・社会理論・政治分析の統合を目指した画期的な論争。

目次

第1章 アイデンティティ・ポリティクスの時代の社会正義―再配分・承認・参加(再配分か承認か―切り詰められた正義の批判;再配分と承認の統合―道徳哲学の問題;社会理論の問題―資本主義社会における階級と社会的地位;政治的理論の課題―民主的正義を制度化する;危機的状況についての結論敵省察―ポストフォード主義・ポスト共産主義・グローバリゼーション)
第2章 承認としての再配分―ナンシー・フレイザーに対する反論(社会的不正の経験の現象学について;資本主義的な承認の秩序と配分をめぐる闘争;承認と社会正義)
第3章 承認できぬほどゆがめられた承認―アクセル・ホネットへの応答(批判理論における経験の位置について―政治社会学を道徳心理学に還元することに対する反論;社会理論における文化論的転回について―資本主義社会を承認秩序に還元することに対する反論;リベラルな平等について―正義を健全なアイディンティティの倫理に還元することに対する反論)
第4章 承認ということの核心―返答に対する再返答(批判的社会理論と内在的超越;資本主義と文化―社会統合・システム統合・パースペクティヴ的二元論;歴史と規範性―義務論の限界について)

著者等紹介

フレイザー,ナンシー[フレイザー,ナンシー][Fraser,Nancy]
1947年アメリカのボルティモアで生まれる。1980年にニューヨーク市立大学大学院で哲学の博士号を取得。現在はニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの哲学科で政治学および社会科学講座の教授を務める。フェミニズの理論家としても著名で、アメリカ批判理論の代表者の一人である

ホネット,アクセル[ホネット,アクセル][Honneth,Axel]
1949年ドイツのエッセンで生まれる。1983年にベルリン自由大学で哲学の博士号を取得。現在はフランクフルト大学社会哲学講座正教授、フランクフルト大学社会研究所所長、コロンビア大学哲学科教授を務める。フランクフルト学派第三世代の代表的存在

加藤泰史[カトウヤスシ]
1956年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

18
フレイザーとホネットの論争。フレイザーは再配分に力をいれつつ、承認の重要性を述べ、ホネットは承認の重要性を述べつつ、再配分の重要性を述べるという中身だったように思う。大切なのは、資本主義社会における平等、排除からの包摂をどの概念で実現していくのかということだと思う。2人は互いに論争をしているが、再配分も承認も大切なキーだと思う。もっと深めたいが、難しかった。2020/06/16

ぷほは

3
タイトル詐欺で、フレイザーは「再配分と承認」の「と」を重視し、ホネットは「承認論 における再配分」を常に論じ続ける。つまりどちらも「再配分か承認か?」という語が想起させるような二者択一的な議論をしてるわけではない。さてバトラーは承認に先立つものとして「共感」と「理解」を取り上げ、このどちらかでも欠けてしまうと承認は成り立たない、と『戦争の枠組み』で述べていたような気がする。この意味でフレーザーがホネットの承認論を承認されざるものとして退け続けるのは、この共感と理解が両立している論争だからこそなのだろう。 2016/05/08

ふにゃ

1
フレイザーとホネットのやりとり。ホネットの論文が難しくて、ただ目を通しただけという感もある。/フレイザーは現状から論を始めているため、結果として、「参加の平等」という現実的・中道的な主張が導き出されている。ホネットは、社会の成り立ちといったような、より根源的なところから論を進めており、理論の射程としては、広いが、抽象的過ぎる嫌いがある。お互いトレードオフの関係?/マイノリティ集団間の承認をめぐる闘争をどう捉えていくのか。フレイザーはこの点に敏感。ホネットは相互主観から進めれば解決できるという立場か。2013/06/15

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