叢書・ウニベルシタス
科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判

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  • サイズ B6判/ページ数 360,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009303
  • NDC分類 401
  • Cコード C1310

内容説明

哲学の枠を超えて再評価され、人間・社会科学の諸分野を横断する学術潮流へと発展した“批判的実在論”の古典。科学哲学批判の諸成果をふまえ、その批判を実証主義の源流たる古典的経験論にまで遡って推し進めつつ科学の本質と構造に挑む。

目次

第1章 哲学と科学的実在論(「認識」の二つの側面;科学哲学の三つの伝統;経験の超越論的分析;伝統的哲学における存在論の地位ととの解体;存在論の意義と因果法則の実在的基礎;経験論的実在論とその批判)
第2章 現実主義と閉包の考え(はじめに―因果関係の現実性について;規則性決定論と閉包の追求;古典派パラダイムと作用論;現実主義tろ超越論的実在論―軌範的言明の検討;自律と還元;開いた系における説明;正統派科学哲学と開いた系の意味)
第3章 科学的発見の論理(はじめに―因果関係の偶然性について;法則的言明の分析と余剰要素―モデル理論批判;自然的必然性と自然種―自然の階層化と科学の階層化;知識の社会的再生産―知識による知識の生産;自然的必然性をめぐって;帰納の問題;自然の傾向と因果力)
第4章 形而上学と科学哲学

著者等紹介

バスカー,ロイ[バスカー,ロイ][Bhaskar,Roy]
1944年ロンドンに生まれる。オックスフォード大学で学んだ後、同大学やエディンバラ大学、エセックス大学などで哲学や社会科学を教える。1994年にCentre for Critical Realismを創設。現在、ロンドン大学教育研究所教授

式部信[シキブマコト]
1951年生まれ。1985年大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程退学。現在、県立広島大学経営情報学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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